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乾癬発症から完治に向けて20数年の記録と人生色々雑記ブログ。

ワーキングメモリーの働きが悪い子への対応(ADHDの息子の場合)②(終)

こんにちは、涙子です。

 

私には、発達障害(ADHD)の高校生の息子がいます。
耳から聞く情報にとても弱い子です。

 

前回は、一気に2つの指示を出されると混乱することと、忘れ物の酷さをご紹介しました。

 

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あと、2つご紹介します。

 

同時に2つの事を並行しながら、物事を行うことができない。

 

話を聞きながらメモを取る。板書や、電話をしながらメモを取ることは、苦手です。おそらく、授業中は、板書に集中するか、聞くほうに集中するかどちらかしかできていない。中学時はほとんどノートがとれず内申点が悪かった。

 

【対策】

これは、どちらかに集中させるしか方法がありません。両方させようとすると、どちらもできなくなります。

 

相手に自分の思いをうまく伝えることができない。

 

短い話であれば、単語をポツリポツリ話すことで、相手に思いを伝えることができても、ある程度のボリュームの話になると、どう話していいのかわからなくなる。

 

例えば、息子が話したい内容が、A~Fの流れであったとします。
人に物事を伝える時は、Aから順番に話すか、Fを先に話してから順序立てて話せば、ある程度相手に話は伝わりやすいと思います。

でも、息子はいきなりEやCから話します。相手に何の話だか全く伝わりません。
自分の頭の中で情報が混乱しており、どう話せばよいのかわからなくなっているのです。

 

【対策】

紙に話の内容を書きだして、本人に見せながら話をする。Eを話した後、紙にEを書きだし、次にCの話をしたら、CはEよりも前の話?後の話と聞き、前と言われれば、Eの前に書きこむ。
次にDの話をしたら、Cより前?CとEの間?という風に確認して紙に書き、徐々に話を繋げていく。


視覚的にとらえることで、本人も自分の話の、今何を話して、あと何を話さなければならないのかがわかり、パニックを防げ、比較的早く話を終えることができました。

これでも、話を聞くのにものすごーーーーく時間はかかりますが、紙に書いて話さないと、何を言いたいのかがわからず、永遠に話が堂々巡りしたりして、話が終わりませんでした。
短くても、1時間ぐらいは話していましたね。(;^_^A

 

高校生の今は、短い話をつないでいくような話し方ができるようになり、あまり紙に書かなくても伝えられるようになってきています。

 

要するに、どの例にしても、結局短期記憶ができないために、いろいろな困りごとがでるんですね。私たちは当たり前にやっているようなことが、息子にとっては、とてつもなく難しいことなんです。


パニックになって、フリーズしているのを、無視するな!!と言って、お友達から叩かれたり、先生から怒鳴られたり、それはそれはもう、息子にとっては、苦難の連続でした。( ;∀;)

これからも、きっといばらの道でしょう。

 

周りからすると、確かにイライラさせられることが多いです。しんどいことも多いです。


一番一緒にいる時間の長い、母親が一番辛い!!辛すぎて世の中で私が一番不幸だーーーなんて思っている時期もありました。今も不安でいっぱいです。今もイライラしている時もあります。


でもわかっていただきたいのは、本人が一番辛いということです。一生懸命頑張っているんです。


きっと、私たちの知らないところで、いっぱい苦労をしていっぱい涙をながしていると思います。

 

もし、周りにこういう人がいたら、一つ一つ情報を処理できるような対応をしてもらえると、大きな混乱もなく、彼らにとって生きやすい世の中になると思います。

 

私のこの記事を参考に、何かに役立てていただけると幸いです。

 

 

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