過去の記事はこちらから↓
こんにちは、涙子です。
前回は、赤ちゃんの心拍が下がり始めたところまでを書きました。
先生:「赤ちゃんが、危険です。緊急帝王切開をします。」
私:「えっ!?今から?もうすぐ産まれるんじゃないんですか?」
先生:「お産だけは、わからない。これからすぐ産まれる人もいれば、ここから1日2日苦しむ人もいる。1日も2日も待っていたら、赤ちゃんが助からないからすぐ準備をしましょう。」
苦しいやら、痛いやら、手術やら、私は、もう訳がわかりませんでした。
それから、手術の準備が始まったのですが、この日当直にいた助産師さんは、なんと80歳のおばあさん。(動きがとてもスローペース)
この、助産師さん、先生と仲がいいのか悪いのか・・・。(笑)
助産師さんが、剃毛の準備をされていると
先生:「剃毛はしなくていい。」
助産師:「なんでや~。手術言うたら、剃毛は必ずせなあかんもんやろ?そんなん端折ってええんかー。」
先生:「緊急事態やから、そんなんええねん!!1分1秒でも早く赤ちゃんを取り出さなあかん!!」
助産師:「わかったわ~。(もう先生ったらと言う感じで)はいは~い。」
先生:「いいから、早くそこ(剃毛する用意)を片付けて。あっ!!!ないと思ったら、なんで俺の(手術室用の)スリッパまた履いてるねん!」
助産師:「だって、先生のスリッパ履きやすいねんもん。フフッ。このスリッパ大好きやねん♡」
私の心の中:「どうでもいいから、早く手術をしてー( ;∀;)」。
こんな感じで、やり取りが続いていました。
いつまでも、続きそうだったので、
私:「あのー、この陣痛の痛みって手術中も続くんですか?」
先生:「えっ?陣痛止めてなかった?」(←えっ?( ゚Д゚)もしかして、忘れてたの?)
慌てて、陣痛を止めてもらいました。
そして、分娩台から手術台へ。
麻酔が効き始めているはずなのに、何だか感覚があるような感じで、足がまだ動いていましたが、いよいよ手術開始。
始まってすぐに、麻酔が効いているはずなのに、すごくお腹が痛いのです。とにかく痛くて痛くて、
私:「先生!痛い!痛い!痛い!」
ずっと、言い続けていました。
そして、気持ちが悪くて、手術中3回も吐いてしまいました。
吐く苦しみと、お腹の痛み、手のしびれまでもが現れ、肩までしびれが広がってきた時、私は、パニックになってしまいました。
つづく・・・。