こんにちは、涙子です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
先日ショッピングモールに買い物に行きました。
レジに並んでいると、前方に5~6歳ぐらいの男の子とその子のお母さんがいました。
何があったのかはわからないけれど、お母さんが、男の子に急に叫びました。
「お前、ぶっ殺すぞ!!!」( ⊙⊙)!!(すごい言葉だな)
お母さんは、軽い気持ちで発言しているようでした。
私は、その様子を見て、幼い頃の自分を思い出しました。
私は、幼い頃から、自分の気持ちを押し殺して生きてきました。
母は、とてもしつけに厳しく、求めてくるレベルは幼い頃から、大人のレベルを求めてくる人でした。
理想の子供像を押し付けてくる人でした。
あなたは、我慢できる子なんだからねと。
父は、優しかったけれど、仕事でほとんど不在で、母からの理不尽な要求を、誰も止める人はいませんでした。
子育てしていて、苦しくなる時があるのです。
子供達には、私と同じ思いはさせたくない。
そういう思いで子育てしています。
でも、子供たちが嬉しそうな顔や、楽しそうな姿を見ると、自分はこんなことでさえ、母に気持ちを受け止めてもらえなかった。
こんなことも、あんなことも・・・。
といろいろ思い出されて複雑な思いになり苦しくなるんです。
ある本に出会いました。
読んで、このままでは、ダメだ!
そう思い、少し前になりますが、母に自分の思いをぶつけてみたんです。
恥ずかしながら、この40代後半になってです。今更ですが・・・。
しばらくして、母から手紙がきました。
そこには、「涙子ちゃんのこと、今まで傷つけてきてごめんね。」
と書かれてありました。
泣きました(´;ω;`)ウゥゥ
何度も読み返して、何度も泣きました(´;ω;`)ウゥゥ
そこには、私が40年以上待ち焦がれていた言葉が書かれてありました。
でも、なんでかな?
あんなに待ち焦がれていた言葉を言ってもらえたはずなのに、
私の心の隙間は埋まりませんでした。
ごめんなさいの鮮度は、落ちやすいのだそうです。
なかなか謝ってもらえずに、腐ってしまった気持ちの人に謝るのは、腐ったものを冷蔵庫に入れるようなものだと。。。。
私の気持ちはもう腐ってしまっていたんですね。
どんなに、今更謝ってもらっても、過去は変えられない。
青春時代は戻ってこない。
あの時、すぐに謝ってもらっていたら・・・、あの時、気持ちを消化することができていたなら・・・、そんな気持ちが沸きあがってきていました。
だから、あんなに待ち焦がれていた言葉を言われても、ぽっかり空いた穴を埋めることができなかったんですね。
子供の頃に満たされなかった心は、大人になってからも満たされないのです。
そのことを、思い出してしまいました。
特に幼い時は、免疫がないので、ちょっとした言葉に傷つきます。
そして、幼い頃に傷ついたことは、小さくても覚えています。
私の母は、暴言は吐かない人でしたけれど、私がそうでしたから。
冒頭の男の子、お母さんに殺すぞなんて言われて悲しくないはずがありません。
泣いたりはしていなかったけれど、心では泣いています。
子供は怒りに対する表現も、上手く伝えられず、思いをため込んでしまいがちです。
親が気づけないこともあります。
だから、特に幼い子供への言葉の投げかけは慎重にならなければならない。
私は、そう思います。
ただ、親も人間なので、間違ったことを言ってしまうこともあるかと思います。
私も間違うことがあります。
そういう時は、すぐに謝るようにしています。
子供たちの気持ちを溜め込ませないように。。。
謝って、そこで気持ちを消化できれば、子供たちは前に進めます。
高校時代、同じクラスになった同級生の話をします。
彼女は、どこか怖そうで、近寄りがたい雰囲気を醸し出している子でした。
彼女とは、グループは違いましたが、席が近くなったことがきっかけで、よく話をするようになったんです。
ある時、私が言ったんです。
「理解のある親なんだね。うちだったら、そんな派手な格好をしていたら、めちゃくちゃ怒られるわ。」って。
彼女は、とても奇抜な服装をしていて、ピアスも開けていて、当時としては、ぶっ飛んでいました。
彼女は、「これは、親への復讐だ!」と言っていました。
彼女の家は、ご両親が二人とも教師で、それはそれは、厳しく育てられたそうです。
「教師の娘たるもの、常に優秀で、模範的な子供でなければならない。」と。
反抗期に反抗することすら許されず、ずっと、押さえつけられてきたそうです。
その気持ちが高校生になって爆発したんですね。
家はとても居心地が悪く、家にはできるだけ帰りたくないと言っていました。
そして、親に対して「恥をかかせてやる。」と言っていましたね。
彼女は一見強そうな人に見えましたが、中身はとても繊細で、傷ついていました。
子供を傷つけると、彼女のように親の復讐に燃えるかもしれません。
私のように、母に訴えるかもしれません。
子供を傷つけないためにも、親自身、将来復讐されないためにも、子供には温かい言葉を投げかけてあげたいものです。
ご覧いただきありがとうございまいた。
私が母に気持ちを伝えてみて、とても晴れ晴れとした気持ちになりました。
心の隙間はうめられなかったけれど、何も成果がなかったわけではなかったんです。
今まで、心の中で悶々としていて、ずっと悩んでいて苦しかった。
親にこんなこと言っていいのかな?とか、これを言ったら、母親を傷つけるんじゃないかな?そう思うと、とても勇気が必要でした。
親子関係が上手くいっている人には、信じられない話かもしれません。
でも、結果、言ってよかったです。
相手に自分の思いを伝えられたし、自分の中で言いたい気持ちを押さえつけていましたから、それを開放できたことは、すごくよかった。
そして、自分の気持ちを整理することができました。
今、もし、親に不満があって、悩んでいる人がいたら、訴えてみてほしいです。
上手くいかないかもしれないけれど、それはそれで、前に進めると思います。
私の場合は、謝ってもらうことができました。
結果、消化不良でしたけどね。
言おうかどうかで、迷って悶々としているくらいなら、言ってすっきりした方がいいです。
言わないと、絶対に後悔します。言わないで後悔するくらいなら、言って後悔する方がいい。
その方が、前を向いて行けます。
過去は変えられなくても、未来は変えられる。
そう信じて、私は、前を向いて行きたいです。
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